12/10に当院院長が第33回 歯科まもるセミナーに登壇いたします

更新日:2025年10月27日

インプラントの埋入位置は、治療の成功率、安全性、機能性、審美性、そして長期的な安定性に直結する非常に重要な要素です。
インプラント治療に置いて最も重要な要素と言っても過言ではありません。
具体的には

1. 長期安定性・機能性の確保:

適切な位置と角度、深度に埋入することで、インプラントに無理な力がかからず、均等に力が分散され、長持ちします。噛み合わせがずれると、インプラントの破損や周囲の組織への過度な負担の原因になります。

周囲組織とのバランス: 骨の厚みや形態、周囲の歯肉の状態を正確に診断し、骨内にしっかりと固定され、咀嚼力に耐えられる位置を選びます。

2. 安全性の確保:

神経や血管の損傷回避: 特に下顎では、神経や血管を避けるための正確な位置と深さの決定が不可欠です。

3. 審美性の向上:

自然な見た目: 特に前歯など見た目が重要視される部位では、歯肉のラインや隣接する天然歯との調和を考慮し、角度や深さを微調整することで、自然で美しい仕上がりを実現します。

4. インプラント周囲炎のリスク軽減:

清掃性の確保: 適切な位置と角度に埋入することで、被せ物(人工歯)の形が自然になり、歯ブラシが届きやすく、清掃性の良い状態を保てます。

これにより、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)のリスクを減らし、長期間の使用につながります。

5. 隣接歯やインプラント同士の間隔:

隣接する天然歯や他のインプラントとの間に、適切な距離(通常、天然歯とは1.5mm以上、インプラント同士は3mm程度の距離が推奨されることが多い)を保つことが、骨や歯肉の健康維持に重要です。

これらの要素を総合的に判断し、CT画像や3Dシミュレーション、サージカルガイド(手術支援装置)などを活用して、最適な埋入位置が決定されます。

不適切な位置に埋入された場合、噛みにくさ、審美性の不満、神経損傷、インプラント周囲炎など、様々な問題が発生するリスクが高まります。

インプラントの治療のやり直しを起こさない為に重要な要素となるインプラントの位置の位置についてのセミナーを行います。

ご興味のある方は是非お越し下さい。

第33回 歯科まもるセミナー 基本情報

テーマ:インプラント治療を、リカバリー知らずに。〜 インプラント埋入位置の重要性 〜
日時:12月10日(水)19:00〜20:30
形式:対面(お弁当付き)/LIVE配信あり
参加費:無料
会場:虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階(東京都港区虎ノ門1-17-1)
講師:庄司 直記 先生(S.N.Dental office 調布 院長)
— 経歴:2012年 日本歯科大学歯学部卒/2013年 同附属病院 臨床研修医/2014年 都内歯科勤務/2019年 NYU歯学部 インプラント科 留学/2022年4月 S.N.Dental office 調布 開院

内容概要
インプラント治療の長期予後を左右する「埋入位置」の重要性を、リカバリー症例や出張オペの経験を通して解説。わずかな埋入ズレが将来的に引き起こす問題点と、そのリカバリー方法を詳細に共有。XR技術の紹介もあり。

主催:株式会社Dental Prediction
共催:コアフロント株式会社